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焦らず淡々と積み立てる:生活防衛資金と新NISAで続ける資産形成

長期の資産形成では、焦らず淡々と続けることが最重要。生活防衛資金の確保、心の安定、新NISAの非課税枠1,800万円の活用、貯金と投資の差、リスクと長期平均の考え方を整理。

作成日: 2025/08/12

長期の資産形成で最も重要なのは、焦らず淡々と続けることです。相場は上がり下がりを繰り返しますが、 ルール化された積立は雑音に左右されにくく、時間を味方につけやすくなります。

投資の前提は家計の安定生活防衛資金を確保し、 無理のない積立設定で継続することが、成果に最も効く要素です。

生活防衛資金の確保と無理のない投資

まずは生活費の3〜6か月分の防衛資金を用意し、その範囲内で積立額を決めましょう。急な出費や収入の変動があっても、 投資を取り崩す必要がなければ、心の安定を保ちながら長期で続けやすくなります。

暴落局面で狼狽売りが起こる大きな理由は、手元資金が足りず「売らざるを得ない」状況に陥ることです。 生活防衛資金を確保しておけば、生活費のために投資資産を急いで売却する必要が減り、冷静に保有し続けやすくなります。

資産の増加は心の安定につながる

毎月淡々と積み上げた資産残高は、小さくとも確かな「安心材料」になります。評価額は変動しますが、累計の積立額は着実に増えます。 この「増えている実感」が、短期の値動きに過剰反応しない精神的な余裕につながります。

新NISAの非課税枠1,800万円を活用

新NISAでは、生涯の非課税保有限度額が1,800万円(うち成長投資枠は上限1,200万円)に拡充され、 運用益が非課税になります。長期でコツコツと積み上げるなら、この枠を目安に計画を立てるとわかりやすいでしょう。 制度の詳細は金融庁の公式情報をご確認ください(金融庁 NISA特設サイト)。

貯金と資産運用の差:長期平均という視点

貯金(無リスク)と資産運用(リスク資産)では、長期の期待リターンに差があります。投資は元本割れのリスクがあり、 将来の成果は保証されませんが、広く分散されたインデックスに長期投資した場合、歴史的に株式の平均年率は数%〜一桁後半程度とされます。

  • 例(参考値・概念説明): 世界株インデックスは長期で年率5%前後の期間が多かったとする見方があります
  • 一方、貯金は利息が限定的なため、時間の経過とともに差が開く可能性があります

注:上記はあくまで一般的な説明であり、将来の結果を約束するものではありません。各種コスト・税・為替・急変リスクなどにより結果は大きく異なります。

長期10年以上と『握力』の重要性

積立投資は10年以上の長期戦として設計しましょう。短期の上げ下げに反応して売買を繰り返すより、 事前に決めたルールを守って保有し続ける“握力”がリターンを左右します。大きな下落局面も、生活防衛資金があれば生活費のために売らずに済み、回復局面を逃しにくくなります。

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